コンテンツ判断表

パッケージシステムが
業務に合わないときの
判断表

合わない箇所をすべてカスタマイズすると、費用も保守も重くなります。反対に、何でもシステムへ合わせると、Excelへの転記や確認待ちが残ります。まず1つの不一致を5問で整理し、4つの対応のどれから調べるかを切り分けます。

合わない業務を整理する

入力内容は送信されません。このブラウザ内だけで処理します。

合わない業務を1つ選ぶ例:特注品の納期回答
業務を変える標準設定を探す外部で補う個別開発を比べる

先に結論

機能の数ではなく、合わない業務を1件ずつ分けます

パッケージのデモで「できる・できない」を数えるだけでは、導入後の手作業までは見えません。同じ「できない」でも、めったに起きない処理と、毎日の受注判断では扱いが違います。

最初に書くもの

「誰が、どの場面で、何を判断できず、今は何で補っているか」を1件だけ書きます。製品名や欲しい機能から始める必要はありません。

たとえば「特注品の納期を回答できない」なら、営業が生産担当へメールし、回答が来るまでExcelに「確認中」と書いている、と具体化します。ここまで書けると、設定不足なのか、別画面が必要なのか、そもそも業務をそろえられるのかを話し合えます。

所要時間 約5分

合わない業務を1つ、5問で整理します

結果は製品選定の結論ではありません。ベンダーや社内担当者へ、次に何を確認するかを絞るための下書きです。

1. その処理は、どのくらい発生しますか
2. 間違いや遅れが出ると、顧客・売上・納期へ影響しますか
3. そのやり方は、取引条件や自社の強みに関わりますか
4. 標準機能の設定や運用変更で対応できるか、確認しましたか
5. パッケージのデータを使いながら、外側で補えそうですか

整理結果

回答後に、確認する順番を表示します

5問で結論が出ない場合も、「未確認の条件」が次の打ち合わせ項目になります。

4つの対応

対応は、カスタマイズだけではありません

01

業務を標準へ寄せる

発生が少なく、顧客や売上への影響も小さい処理は、パッケージの標準手順へ変えられないかを先に見ます。昔からの手順をそのまま再現するための開発は避けます。

02

標準設定で吸収する

項目、権限、承認経路、通知、帳票など、製品が用意している設定で対応できる場合があります。「画面に見当たらない」と「製品に機能がない」を分けて確認します。

03

パッケージの外側で補う

受注や在庫の正本はパッケージへ残し、独自の確認画面、通知、計算、帳票だけを小さなアプリで補います。データを二重入力しない接続方法があるかが判断点です。

04

個別開発を比較する

取引条件や納期判断の中核が標準機能と違い、外部連携でも一貫して扱えないなら、部分的な個別開発や別システムを比較します。対象業務と残すデータを絞ってから見積もります。

記入例

「特注品の納期回答」で分けるとこうなります

困る場面
営業が特注品の納期をすぐ回答できない
今の補い方
生産担当へメールし、回答待ちをExcelへ記録
変えにくい理由
材料・設備・既受注の組み合わせで納期が変わる

まず、パッケージから品目・在庫・受注残を取り出せるかを確認します。取り出せるなら、納期確認だけを外側の画面で補う案を試せます。取り出せない、または納期計算が受注処理と一体なら、パッケージ本体の追加開発と部分的な別システムを比べます。

この例は説明用の架空ケースです。実在する顧客事例や導入効果を示すものではありません。

次に確認すること

候補を1つに絞る前に、データの出入口を確かめます

「外側で補う」案は、パッケージから必要なデータを安全に取り出し、処理後の結果をどこへ戻すかが決まって初めて比較できます。API、CSV、定期出力、参照権限の有無をベンダーへ確認してください。接続できても、同じ情報を二つの場所で修正する設計は避けます。

発注や追加開発へ進む場合は、発注前に書く7項目へ、今回の困る場面、通常の流れ、例外、確認待ちを書き移せます。

どの対応を調べるか、1業務ずつ整理します

相談では、標準へ寄せる範囲、外側で補う範囲、個別に作る範囲を比較します。その場で開発や製品変更を決めるものではありません。

相談で整理する内容を見る